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院長先生

― 獣医師(港区)―

加藤 元 総合院長/ダクタリ動物病院東京医療センター(白金台駅・犬)の院長紹介ページ

加藤 元 総合院長

GEN KATO

人と動物と自然を大切にするHANBの理念に基き、すべての動物を診る「動物愛護病院」。

北海道大学卒業後、都内で2年間の開業見習いをした後、1964年、杉並区善福寺に自身のクリニックを開院。現在、全国に22病院を有するダクタリ・グループの総合院長。

加藤 元 総合院長

加藤 元 総合院長

ダクタリ動物病院東京医療センター

港区/白金台/白金台駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●鳥
  • ●その他

ドリトル先生のような動物のお医者さんを目指す。

加藤 元 総合院長

小学校4年生の時に読んだ、「愛馬読本(小津茂郎 著)」がきっかけとなりました。当時は日本中が富国強兵に向かって一丸となっていた頃であり、その実現には"良質の軍馬"が不可欠でした。武器・弾薬や食料、燃料を運ぶにもすべて軍馬の力が必要でしたからね。ゆえに、世の中には自動車やトラクターの代わりにたくさんの馬がいたのです。
その本には「軍馬のしつけ方・育て方」が書かれていましたが、私はその中からにじみ出る小津さんの馬への愛情を感じ、馬という動物の魅力にどんどんと惹かれていったのです。
私は神戸市出身です。神戸は坂の街です。表に出れば、汗をかきかき、必死に坂道を登っている馬によく出くわしました。全てではありませんが、ほとんどの馬方さんは、馬を追うのに平気で鎖や太い竹棒で力任せに叩いていました。かわいそうと思うでしょ?私もそれがいやでならなかった。人間にお医者さんがいるように、動物も怪我もすれば病気もするのだから、動物のお医者さんが必要に違いない。要するにどちらの側に立つかということで、私はかわいそうな者、弱い者の味方となることを決めたのです。
当時、子どもの夢は、「兵隊さんになって大将になる」と相場が決まっていました。そこでよりによって小鳥から象までの動物のお医者さんを目指すなんていうのは、当時の感覚からすれば非国民同然だったんではないでしょうか(笑)。
あの時代、獣医科のある国立一期の大学は、東京大学と北海道大学だけでした。私は唯一、獣医学部のある北海道大学(東大は農学部獣医科)を選んだわけですが、そこにも馬が関係していたんです。11月の終わりから4月の初めにかけて、北海道は雪に包まれます。生活を送るには暖房が不可欠であり、その燃料を運ぶ馬は大変大切で、終戦後は本州では馬がほとんどいなくなりましたが、北海道には馬が非常に多く残っていたのです。私は、大好きな馬がいる、乗馬、馬術ができるという理由で進路を選んだということになります。

馬が好きで、馬を求めて大学を選んだわけですが、とはいえ、私は馬だけのお医者さんになりたいとは一度も思いませんでした。ドリトル先生のような「犬や猫はもちろん、小鳥から象までの動物のお医者さん」になりたいと思っていたんですね。それで、卒業後は神戸へ戻り、神戸市立王子動物園に獣医技師として赴任しましが、一度も白衣を着たことはありませんでしたし、聴診器をぶら下げたこともありませんでした。6年間、文字通り小鳥から象までの動物達と寝食を共にし、檻の中から人間の文明について考えてまいりました。東京で、2年間の開業見習いの後、念願の動物病院を開いたということになります。

東京は日本で一番洗練された文化と学術、経済、政治の中心であり、動物愛護も含めて犬や猫に対する理解も比較的高かったのです。私としては、ここに至ってようやく動物病院を開業出来る時代に入ったと判断したわけであり、それが1964年、東京オリンピック開催の年、場所は杉並区善福寺でした。
ダクタリ・グループに所属する病院は全国に22病院ありますが、私が直接経営する『ダクタリ動物病院』は、東京医療センターを基幹に、久我山・中目黒・代々木の3つのサテライト病院で構成され、総勢約65名のスタッフが、犬・猫はもとより、各種動物たちの専門レベルでの診療にあたっています。
このうち東京医療センターは、港区「白金台駅」から数分の場所にあり、英語、韓国語での対応が可能で、365日24時間体制の救急救命センター、がんセンター、最新鋭のCTセンター、高度医療センターとして広く他の動物病院の皆様にも利用していただける二次診療施設(セカンド・オピニオン)、さらに高度医療施設として多くの公益社団法人日本動物病院福祉協会(JAHA)認定専門医により運営されています。

第二次世界大戦を境に、動物と人の関わり方が大きく変化。

加藤 元 総合院長

日本は第二次世界大戦が終結するまで、一部の人々を除き、犬や猫とともに暮らすという文化がほとんどありませんでした。犬といえば、猟犬や番犬、警察犬、はたまた軍用犬しかなく、「犬畜生」という言葉がその時代を表していたのかもしれません。端的にいえば、徴兵制度があり、人が人として、犬も、猫も、馬も、生きものとして認められてなかった時代ということです。

終戦から20年ほどをかけて復興が進むにつれ、占領軍のお偉方たちが「犬や猫と暮らす」という文化を目の当たりにし、日本人もよい意味で、それを真似るようになっていきました。これが、日本人が「犬や猫と暮らす」ようになった契機です。さらに時間が経ち、動物にも命がある、虐待してはいけないという常識が、愛犬家や愛猫家の間でだけに、ようやく広がっていくようになりました。しかし、行政や大切な世間の常識、しきたり(いわゆる知識人たちにも全く欠けていた)としては、特に集合住宅や福祉施設、病院、学校や教室に動物たちを入れることなど今日でも、まだまだです。子どもたちのためにも何とかしたいものですね。
それにしても、「家の中で共に暮らす」という文化が広がっていくのは、もう少し後の時代(この20年後のこと)だったように思います。犬というものは、鎖につないで屋外で飼うものだ、と相場が決まっていたわけです。私は、そうした古い価値観に基づく動物たちに対する考え方を変えなければならないと考え、日本にはまだまだ本当の民主主義とオーガナイズド・メディスンやベテリナリー・メディスンがないために、自分なりに出来ることをやってきた、ということになります 。

動物達を"科学的に大切にする"とは。

加藤 元 総合院長

動物を飼うことができる環境が整い、ここに至ってようやく日本でも犬や猫と暮らす文化が動物病院を中心として、JAHAのCAPP活動に携わる全国のボランティアの大変な努力のお陰で、一般に普及してきました。犬や猫を大切にしなさいとはよく言われますが、本来は"科学的に大切にする"ことが求められます。心情的に大切にするのは、誰にでも出来る当たり前のこと。心情的に大切にしても、それが科学的に間違っていたら、怪我させてしまったり、病気にしたり、社会化としつけが上手くできないために持て余したり、死なせてしまったりするんです。今でも、「冷房は体に悪い」と言って、真夏に犬や人がぐったりしていても冷房をつけない人は、少なくありません。こうした"無知"、つまり"科学的でないこと"が悲劇を生みます。この"無知"の原因は、指導すべき立場の獣医師が、飼い主やファミリーに科学的な指導をしていないことにあります。
私たちのJ-HANBSという団体は「ジャパン・ヒューマン・アニマル・ネイチャー・ボンド・ソサエティ」、つまり「人と動物と自然(地球環境の保護)を三位一体で科学的に大切にする」ことを普及するための団体です。テキストを手にとって是非読んでいただきたいと思います。そこで得た知識を実行していただくことで、人を、動物たちを、自然(地球環境)を"科学的に大切にする"ことにつながります。そして、自分自身にも自分の子どもや孫にも、家族にも「日本の、世界の将来を担う子どもたちの体感・体得・気づきの教育」に役立つと同時に、子どもたちが大人になって犬や猫と暮らすことになった時に、「動物達との責任ある飼い主としての正しい暮らし方」を科学的に人に教えることができるように習得していってほしいですね 。

動物や自然とのふれあいが、健全な人としての心を育む。

人間の脳というものは、10歳までに、犬や猫では4ヶ月で心のハードウエアとして出来上がるのですが、この期間を「社会化の感受性期」と呼んでいます。いずれの哺乳動物でも一生で一番大切な時期なのです。この期間にこそ、褒めてしつけること「陽性強化法」と呼ばれる方法を用いることがしつけと教育に最も大切なことなのです。自然を美しいと感じ、大切にしたいと感じて自然を知り、自然を大切にする人に育つのです。愛というものを感じて初めて愛というものを知ります。これはつまり、優しくされた/優しくした、親切にされた/親切にした、愛された/愛した経験が、健全な人としての心を育むということです。逆に言えば、優しくされた/優しくした、愛された/愛した経験のない人間には、愛というものがそもそも存在しないということです。ですから、子が親を殺し、親が子を殺し、無差別殺人事件や仲間を自殺に追い込むような社会が生まれるのです。
仔犬や仔猫は弱いものです。暴力に対し抵抗も出来なければ、逃げることも出来ない。無力なもの、自分より弱いものを「愛しい、かわいそう」と思うのが普通のことであり、彼らを慈しむことを子ども達は知らなければなりません。このことが「いじめ」を防ぐことに繋がっているのです。人と動物と自然のふれあいは、全ての人の心に良い影響を与え、なおかつ、子ども達の健全な脳の発達に役立ちます。
医者たるもの、いついかなる時でも苦しんでいる患者さんを診る義務があることはもちろんです。医学・医療では予防が一番大切であり、一人一人の患者さん教育はもちろん、科学的な見地に基づいて社会に警鐘を鳴らし、啓蒙していく社会教育(自分とその他の家族はもちろん)の義務を持っているんです。

これから受診される患者さんへ。

避妊・去勢手術を「自然に反する」とか「かわいそう」だという人もいます。しかし、避妊や去勢には大切なメリットが2つあります。ひとつは、適切な時期におこなうことで、死につながる病気、費用のかかる病気を予防できること。早期に避妊、去勢手術をすることで、雌なら卵巣や子宮の病気、雄なら前立腺や肛門周囲の病気、またそれらに関連するガンを事実上ゼロにできるわけです。さらに、避妊・去勢されていない野良犬や野良猫が繁殖して"祝福されざる命"が産まれ、現在でも多くの命を処分せざるを得ない状況にあります。そのためにも、早期の避妊・去勢が必要なのです。
避妊・去勢手術を行わず、病気になったら治療をすればいいと思う人もいるかもしれませんが、人の医療でも獣医療でも、苦しむのは動物たちであり、悲劇の予防がもっとも大切なことは言うまでもないことです。病気になり、気づいたときには手遅れではいけません。予防できることはしっかり予防し、獣医栄養学に基づいたヒルズのサイエンスダイエットを中心とした正しい栄養を与えることは、飼い主の責任です。もしも予防ができなかった場合は、早期発見、早期治療するしかありません。そのためには、定期的に健康診断を受けていただく必要があります。愛する家庭・家族の一員の命や健康を守るために、飼い主として出来ることをしていただきたいと願っています 。

※上記記事は2014年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

加藤 元 総合院長 MEMO

  • 生年月日:1932年9月8日
  • 出身地:兵庫県神戸市
  • 血液型:AB型
  • 趣味・特技:お酒、乗馬、馬術 、ジャズライブ、ボクシング、草野球(草ソフトボール)
  • 愛読書・本:ロバート・カーク編著「小動物臨床の実際」、小津茂郎著「愛馬読本」、他人の主義・主張・哲学に関する本は何でも
  • 好きな映画:7人の侍、ケイン号の反乱、第17捕虜収容所、友情ある説得
  • 好きな言葉・座右の銘:ヒューマン・アニマル・ネイチャー・ボンドPOS(Problem-oriented System問題思考型システム)、報・相・連、ネバーギブアップ
  • 好きな音楽・アーティスト:ショパン、ルイ・アームストロング、ベニー・グッドマン、デイブ・ブルーベック、ポール・デズモンド
  • 好きな場所・観光地:神戸・神戸港、ボストン、ニューヨーク、サンアントニオ、サンフランシスコ、デンバー、フォートコリンズ

グラフで見る『加藤 元 総合院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
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エネルギッシュで
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