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班目 健夫 院長

TAKEO MADARAME

西洋医学で対応不可能な症状に、自然治癒力を最大限に引き出す治療方法を。

大学院を修了後、大学病院勤務を経て東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニックの創設と運営に携わる。平成23年、これまでの経験を活かすべく外苑前駅そばに開業する。

班目 健夫 院長

班目 健夫 院長

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所

港区/南青山/外苑前駅

  • ●内科
  • ●漢方内科

ひどい肩こりを持ちの少年が医師を目指す。

班目 健夫 院長

ランドセルを背負って小学校に行く頃には、すでにひどい肩こりを持っていて、親に揉んでもらってようやく一息つけるという状態だったのです。肩こりは他の部分にも症状をおよぼしていましたが、薬を飲んでも何をしても、これがまったく治らない。子供ながらに、痛みを知る人が見てこそ、出来ることがあると思っていたところがありました。
勉強すれば何とかなるかもしれない。そんな淡い期待を持って医学部に進んだのですが、当然、肩こりの授業などというのはありません。そもそも、肩こりという言葉すら出てこない(笑)。「年のせいからもしれませんね」「仕方がありません」 肩こりに限らず、あきらめることを前提とされた病気は多いのではないでしょうか。それらを治し、快適な毎日を送っていただけるようにしたい。その想いが、今の私につながっている気がしています。
大学院を修了し、大学病院勤務を経て東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニックの創設と運営に携わりました。『青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所』をこの場所(東京メトロ銀座線・外苑前駅から徒歩すぐ)に開院したのは、約10年後のこと。患者さんの治療の継続ということを考えると、やはり以前のクリニックに近いほうが便利ですし、運良くこの場所に巡り会えたという形になります。

経過観察以外にも、「まだ出来ることがある」。

班目 健夫 院長

難病に分類される線維筋痛症や慢性疲労症候群、その中でもやはり、がんの患者さんが多いですね。手術後の再発転移の予防、あるいは末期がんの症状の緩和をご希望されるケースです。
私は西洋医学を否定する気は毛頭ありませんし、手術という手段がなければ多くの患者さんがお困りになることになります。とはいえ、手術そのものが病気にならないように体質を変えることにはならないことも事実であり、より根本的な解決をはかっていくべきと考えるのです。
経過観察以外になすべきことがない。そう思い込まれている方に、「まだ出来ることがある」という希望を持っていただけるような場所でありたいですね。

患者さんの希望に応えるべく創意工夫に尽力。

班目 健夫 院長

自律神経は、意志とは無関係に働く神経で、交感神経と副交感神経からなっています。病気になった状態では交感神経が優位になっていることが多く、具体的には、内臓に充分に血液が流れていない状態をもたらします。この状況を副交感神経が優位な状態にもっていくことで、あらゆる内臓の機能を良い方向へと導いていけるのです。
身体に適度な刺激を与えることでそれを可能にするわけですが、当クリニックでは自律神経免疫治療(刺絡)、あるいは気診治療等を用い、改善をはかっていきます。
私は自分の肩こりのこともあり、大学に入る頃にはすでに針灸治療を独学でおこなっていました。ただ、自分の知識や考えによるだけではどうしても頭打ちになってしまうことに気づき、そこで指導者を得ることを考えるようになったのです。
当時、この領域では非常に高名な先生として、間中喜雄先生という方がおられました。私がたどり着いたのは、残念なことにすでに間中先生は亡くなられた後だったのですが、その間中先生が主宰しておられた研究会を継承されていたのが、整形外科医である小田一先生でした。
小田先生には治療法はもちろん、針灸治療に対する考え方を根底から学ぶことが出来ました。治療をしていると、様々な症状に出くわし、習ったものをそのままおこなうだけは間に合わないことも出てきます。考え方の基礎を学んだということは、その時々に応用が効くということです。基礎があってこその応用。工夫に工夫を重ねていくことで、患者さんの望みに応えていくことが出来るものと私は考えています。

治療の成否を決めるのは、生活習慣の徹底改善。

日常生活の中で、気づかないうちに身体に悪いことをしてしまうことは多々あります。たとえば、ごはんを早く食べてしまうのが、そう。指摘されないと気づかないものが大半ですから、それに気づいていただき、変える方向に持っていくことが必要になります。生活の質そのものを変えない限り、どんな治療をおこなったところで希望した効果はでにくいのです。
これは簡単なようで、非常に難しいことです。というのも、人により認識が異なりますし、事情も異なるわけですから。その違いを踏まえ、根気良く変えていく姿勢が求められるのですね。

1つ具体的な例を挙げますと、たとえば、身体が冷えているということがあります。冷え性と一口に言っても、その定義、捉え方は千差万別であり、そこの意識から改善をうながしていかなければなりません。クリニックでは身体を温めるためには湯たんぽの使用をお勧めしていますが、その使い方にも注意が必要です。足先が冷えるからといって、足元に置いてしまっては100年経っても解決しません。足元の加熱では心臓に血液が還流していくうちに血液が冷えてしまいますのでダメなのです。内臓の温度が上がるような、やり方をしなければならないのです。湯たんぽによる身体加熱の詳細はホームページに公開してあります。
一言で言えば、生活習慣の改善。これを徹底出来るか否かで、治療の成否も、改善のスピードにも格段の差が出てきます。

これから受診される患者さんへ。

人は病気になってしまう必然性を有している一方で、病気を治すシステムを宿しています。そのシステムの実力をいかんなく発揮させることが出来れば、病態を改善の方向に持っていくことが可能になります。
がんという病気であれ、他の難病であれ、そのすべてを治すということは不可能かもしれません。しかし、治療により、過ごす時間を快適にすることは難しいことではないと私は思っています。そして、その快適な時間の過ごし方の先に、改善という光もまたある。希望を持ってあきらめないでいただきたいし、そのお手伝いをさせていただければと思っています。

※上記記事は2015.3に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

班目 健夫 院長 MEMO

消化器病専門医 /消化器内視鏡専門医

  • 出身地:山形県
  • 趣味:治療そのもの
  • 好きな本:湯浅泰雄 著書
  • 好きな言葉:精進

グラフで見る『班目 健夫 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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