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横倉 恒雄 院長

TSUNEO YOKOKURA

地域に根差し、患者さんの健康を支えること

横倉 恒雄 院長

横倉 恒雄 院長

横倉クリニック

港区/芝/三田駅

  • ●内科
  • ●婦人科
  • ●心療内科

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

横倉 恒雄 院長

学生時代、将来の進路として、建築家か医師かで悩んでいました。どちらが自分に合っているのか自問自答しているうち、結局のところ、自分は人が好きなんだということに気付いたんですね。そこから、人とより深く接していく仕事である医師の道を選ぶことにしました。もっとも医師を目指すには医大に入学しなくてはならないわけですが、当時の高校の先生からは「絶対に無理だ」なんて言われました、それでもなんとか医大に入学して、専門分野を学んでいくうちに、ホルモンに興味を持つようになって、婦人科を専門分野とするようになりました。

先生の診療方針をお聞かせください。

横倉 恒雄 院長

若い頃、実は僕は体重が80kgほどあって、いわゆるポッチャリ体型だったんですね。基本的に運動不足で、ある医師から中性脂肪の高いことも注意されました。これをきっかけに、スポーツをして健康づくりを心掛けるようになったんです。その結果、スポーツによる体質改善で、食事制限や薬に頼ることなく、中性脂肪を正常に戻すことに成功したんです。その時に思ったのですが、中性脂肪が高いということは、ある意味、病気。それを薬などは使わずに治すことができた。つまり薬をできるだけ使わない治療方法というものもあるし、このほうが、本来、人に優しい治療なんじゃないかと。病気を治すのは、その人の治癒力であって、薬は骨折で言えば杖みたいな物です。症状を楽にする補助の役割はできても、骨折そのものを治せるわけではありません。しかも薬には、副作用がつきものです。だったら、薬には頼り過ぎず、自身の体そのものを強くする治療をするほうが、より患者さんのためになるんじゃないでしょうか。それで、僕は、他の病院に比べて、薬に頼らない治療を心掛け、痛み止めなど最低限の薬しか出さないようにしているのです。

先生の提唱する「健康外来」ついて教えてください。

横倉 恒雄 院長

健康とは、どういうことだと思われますか。病気でなければ健康でしょうか。近視だって病気だし、虫歯だって病気だし、そういった病気に一切かかっていない、病気ではない人などいるのでしょうか。そう考え続けた時に、私が辿り着いた答えが、「健康とは、健やかに生きることであり、健やかに死ぬこと」でした。当たり前に元気に生きていられれば、それが健康なんだと。
ですから、仮に、難病にかかっていたとしても、本人が楽しく元気な気持ちでいられるなら、それは健康なんだと思います。逆に医学的に病気と診断されなくても、毎日が楽しくなく、元気でないなら、それは健康ではない。つまり健康とは、個人の主観で作られているのです。
これを健康と考えると、もちろん病気の治療も医師として当たり前で元気にする事が重要ですが、脳や心が、どう判断するかも重要だと考えます。そういった心身の全ての健康を目指した診療が「健康外来」という概念です。  そのためクリニックはデザインレイアウトにも、心地良さを重視していて、他の病院とは明らかに違います。「五感療法」という概念のもと、視覚にやさしい開放的な内装レイアウト、聴覚にやさしい心地いいBGM、触覚にやさしい椅子の生地や動物のぬいぐるみを常設、味覚にやさしい天然黒糖や紅茶、ミネラルウォーターを無料開放、嗅覚にやさしいアロマを炊くなど、リラックス効果の高い空間にこだわっています。その効果が出ているようで、待合室でリラックスして、うたた寝なさる患者さんも少なくありません。もちろん僕自身も、このクリニックが、とても心地良さが大好きです。おそらく僕が知る限り、僕を一番癒してくれる空間は、このクリニックなんです。そのつもりで設計しましたからね。
診察についても、恩着せがましいことはしません。患者さんを上から目線で見ません。まず患者さん中心に話を聞いて、同じ目線に立って、不満や不快を吐き出してもらい、心身の状況を把握して、少しずつ心の糸をほぐしていきます。ですから、当クリニックには、風邪だ、インフルエンザだという、あきらかに病気にかかったという方もおいでになりますが、自分でもよくわからないけど、ちょっと不調だという方も多くいらっしゃいます。

これからの「健康外来」の未来について教えてください。

現代病の多くが、ストレスと密接な関係になっています。一時的に病気が治ったとしても、またストレスがたまることで、再発する病気も多いようです。この状況に対応するために、多くの病院では「健康外来」同様に、健康を目的とした、心と体の両方を同時に治癒する診療が必要になってくると思われますし、少しづつ日本中に増えていくものと思われます。
当クリニックは、理想としたスタイルを確立しつつあるので、診療については大きな変化はないと思います。僕自身が趣味の書道や茶道を通じて生活の「美学」という概念を患者さんの治療の一環として取り込んでもらいたいと思っています。実は現在も、そういった趣味に触れるセミナーやお茶会、体験会みたいなものは実施しています。自分の暮らし方に「美学」が生まれると、自然と心が強くなり、より健康に近づけるものと感じています。

最後に地域の皆様にメッセージをお願い致します。

僕が目指している医師像とは、昔ながらの町医者です。患者さんを診て、カルテを作って、検査結果だけを見て治療していたのでは、健康外来の実践はできません。患者さんのそのバックボーンを知らなくては、正確な治療はできないと考えています。昔の町医者は、地域社会に溶け込んでいて、患者さんが来れば、その人がどこに住んでいる誰で、どんな家族構成で、どんなライフスタイルをしているといったことをわかった上で、診察をしていました。僕は、患者さんといろいろ話をすることで、患者さんのバックボーンを把握して、より密接な関係になることで、本当にその人にあった治療法を一緒に考えていきたいと思っています。まさに昔ながらの町医者の姿だと思っています。
婦人科・内科 ・心療内科の横倉クリニックはJR田町駅や都営線三田駅から程近い当地で、、これからも単に病気を治す場所としてだけでなく、平成の町医者として、みなさんの心の拠り所だったり、居場所だったり、気軽にお立ち寄りいただきたい場所でありたいと考えています。

※上記記事は2014年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

横倉 恒雄 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:キャレモジ(インテリア書道)、茶道
  • 愛読書・本:小泉信三全集、歴史物
  • 好きな言葉・座右の銘:いつも自由に、いつも自然に
  • 憧れの人物:小泉信三
  • 著書:「心と体が軽くなる本物のダイエット」「脳疲労に克つ―ストレスを感じない脳が健康をつくる」他多数
  • 好きな場所・観光地:このクリニック

グラフで見る『横倉 恒雄 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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